東京PRについて...
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Home > ビクトレックス > APTIV Flat Copper Wire |
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PEEK™樹脂フィルムのAPTIV®を絶縁材料に用い
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2010年10月18日VICTREX® PEEK™樹脂およびVICOTE® Coatings(ヴァイコート)、APTIV® Films(アプテ ィブ)をはじめとした高機能性材料を販売するビクトレックスジャパン株式会社(社長:リチャード・オ カップニャック、本社:東京都港区)は、国内の巻線加工メーカーであるトーワテック株式会社(代表取 締役:片山雅夫、本社:大阪府東大阪市)および浦谷エンジニアリング株式会社(代表取締役:浦谷達昭、 本社:京都市伏見区)と協力し、APTIVフィルムを絶縁材料に用いた平角銅線の巻線加工技術を確立した。 今後ビクトレックス社では、次世代ハイブリット車(HV)や電気自動車(EV)で採用が見込まれている 車載電装部品の相互接続用バスバー部品や自動車モータ用巻線などの絶縁用途向けに需要開拓を進める。 のたび確立した技術は、四角い断面形状の平角銅線に絶縁材料としてAPTIVフィルムを巻き付け、熱加工に よって銅線に密着させたのち、用途に応じた形状に曲げ加工を施すものである。 現在、自動車分野においては次世代HVやEVの生産本格化に向け、樹脂フィルムによる絶縁処理を施した 平角銅線の利用が注目されている。EVおよびHVではモータや電装品などの狭小スペースへの搭載が想定され ており、平角銅線を用いたバスバー部品は部品厚みを薄くできるため実装スペースを節約できる。また、 モータの巻線に使用した場合、通常の丸型銅線よりも高密度で巻けるため駆動モータの小型化および高出力 化が期待できる。 現在、平角銅線はPI(ポリイミド樹脂)フィルムを絶縁材料に用いて開発が進められている。しかしながら PIフィルムは、フィルムを製造する工程で若干の延伸加工(力を加えて伸ばす加工)が施されており、尚且つ 熱硬化性であるため使用時の伸び性や密着性に難点が指摘されている。特に曲げ加工時にはR形状となるコー ナー部分に亀裂の発生が懸念されている。このため、絶縁材にPIフィルムを用いる場合、50um程度の厚みを 持つフィルムが必要とされている。一方APTIVフィルムは、製造時に延伸加工を施さない無延伸のキャスト フィルムであるため、使用時に十分な伸び性を発揮し銅線への追従性に優れることから曲げ加工時にも亀裂 の生じる心配が無い。加えて、PIフィルムの1/4程度の12.5umというフィルム厚で十分な絶縁性を確保でき る。 平角銅線へのフィルム巻き付けを担当するトーワテック社の代表取締役である片山雅夫は「PIフィルムは 銅線との接合に接着剤を使用しますが、APTIVフィルムは金属への加熱密着性に優れるため接着剤を使用せず、 フィルムを巻いた後に熱をかけて密着させるホットラッピング工程が適用できます。このため、より薄い製品 の製造が可能で加工工程を大幅に簡略化できます。」とコメントしている。 また、絶縁処理後の平角銅線のコイル(巻線)を担当する浦谷エンジニアリング社の代表取締役である浦谷 達昭は「当社は平角銅線の曲げ加工の中でも、とりわけ平角銅線を厚み方向に巻くエッジワイズ巻(平面側に 巻く方法はフラットワイズ巻)を得意としています。小型軽量化や省スペースでの部品設置が求められるHVや EVでは、ユニットの高さが抑えられるエッジワイズ巻が主流になるでしょう。APTIVフィルムは薄く柔軟性に 優れたフィルムで、曲げ加工後の亀裂や剥がれの心配が無いことからも平角銅線の絶縁材料として最適な フィルムです。」と話している。 トーワテック社について: 浦谷エンジニアリング社について: |
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ビクトレックス社について: ビクトレックス社(Victrex plc)は英国に本社を置くVICTREX® PEEK™樹脂、VICOTE® CoatingsおよびAPTIV® Filmsの
製造業者である。これらの同社製高機能性材料は、様々な産業分野で利用されており、多くの優れた特性をバランス良く発揮することで、
コスト低減、高品質、他社製品との差別化といったメリットを顧客に提供している。ビクトレックス社の全製品は、ISO 9001により品質管理
されている。 |
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お問い合せ: ビクトレックスジャパン株式会社 |
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